【工事名】十勝川改修工事の内 豊田築堤河道掘削外工事 【発注者】北海道開発局帯広開発建設部 【工期】令和4年10月15日~令和5年3月15日 【施工場所】中川郡池田町ほか 【担当者より】 今回の工事では、豊田地区の河道掘削土砂運搬工事と、吉野地区の養老樋門補修工事を行いました。 豊田地区については、地域の皆様に工事の内容をお知らせする広報活動を行いました。その結果、地域の理解を得ることができ、 苦情や事故も無く工事を早期に完了することができました。 吉野地区の養老樋門補修工事では、大変な苦労がありました。 樋門とは「水門付きのトンネル」のようなもので、洪水時には川の水が逆流するのを防ぐ防波堤として働くとても重要な施設です。 この樋門は、旧浦幌川から浦幌十勝川へ常に流れているため、水の流れを一時的に切り替えて作業する必要がありました。 浦幌十勝川は勾配がゆるやかで、樋門が河口付近にあるために潮位の影響で水位が急激に上昇してしまうという特徴がありました。 さらに、水面全体が結氷しており、降雪や気温上昇によるアイスジャム現象により、何度も現場が水没してしまうこともありました。 この対策として、大型土のうを増やして水位上昇に備えたり、より大型の水中ポンプを増設したりと、多大な手間とコストがかかって しまいました。 地域の特性を十分に理解し、適切に対応することの重要性を再認識した工事でした。 しかし、最後まで無事故・無災害で工事を完了することができ、とても満足しています。